日本最古の禅寺・建仁寺へ行ってきました。
建仁寺は臨済宗建仁寺派の大本山で、鎌倉時代に開創されたお寺です。
寺号は「けんにんじ」と読みますが、地元では親しみを込めて「けんねんさん」と呼ばれています。
初秋ですが日差しが強いため、境内を歩いているとても暑かったです。
三門。
大正12年に、静岡県の安寧寺から移建した、江戸時代の建築です。
「(京都)御所を望む楼閣」という意味で「望闕楼」と名付けられています。
建仁寺を開山した栄西禅師の入定塔(墓所)である、開山堂。
浴室。
七堂伽藍のひとつで、待合、浴室、土間(火炊場)に三分されている場所です。
禅寺では入浴も修行の一部として、細かい作法が決められていたそうです。
法堂。
法堂の天井には平成14年に創建800年を記念して双龍が描かれました。
本坊
風神雷神図屏風
江戸時代の画家・俵屋宗達の晩年の最高傑作とされている国宝の作品です。
襖絵
方丈・大雄苑
白砂に緑苔と巨岩を配した枯山水の前庭です。
中央の掛け軸に描かれているのは、開山者の栄西禅師です。
栄西禅師は、中国から茶種を持ち帰って、日本で栽培することを奨励した「茶祖」としても知られています。
大正〜昭和の画家・橋本関雪の晩年の傑作といわれている「伯楽」の襖絵です。
対馬行列輿
建仁寺のお坊さんが、朝鮮との外交文書作成で、九州へ赴くために使用されたものだそうです。
○△□乃庭
禅宗の四大思想(地火風水)を、水○・火△・地□で象徴したものと言われているそうです。
風塵雷神図屏風の左双には雷神が描かれています。
風塵雷神図屏風の右双には風神が描かれています。
潮音庭(三連の庭)
中央に三尊石、東に坐禅石を配した禅庭です。
美しい庭や貴重な寺宝を持つお寺で、京都の芸術や文化に触れてきました。
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